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  • 患者と薬物のデータから考察する

    薬効解析で調剤の視点が変わる説

  • 黒木 央/著
  • 定価3,850円(本体3,500円+税10%)
  • A5判/252頁/2025年5月刊
構造式や添付文書、インタビューフォームに記載された数値から深掘り、すぐに調剤業務に活きる!

本書は、薬剤師が日々の業務のなかで抱くちょっとした疑問やひらめきを“●●説“として取り上げ、その根拠を患者背景や化学構造式、添付文書、インタビューフォームなどのデータから検討し、結論を導き出すという書籍です。例えば、突然、血圧のコントロールがうまくいかなくなった患者に降圧薬が追加処方されていたとします。そのとき、「本当に降圧薬の追加でよいのか?」「他に問題はないのか?」と、頭の中を巡らせる薬剤師は少なくありません。その気づきやひらめきを言語化し「降圧薬の追加で本当によいのか? 説」として深掘りしていきます。その他にも「謎の湿疹は日光と服用薬による副作用かも? 説」や「プラバスタチン服用中なのにクラリスロマイシンはダメじゃない? 説」など、調剤の現場で一度は経験する“あるある“や、時にはハッとするような気づきまで、新たな視点を得られる1冊です。


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体重が増加してきた糖尿病患者 編

著:黒木 央

大阪薬科大学卒。大手国家試験予備校で10年間講師として勤務後,調剤薬局において内定者教育や薬剤師教育に携わる。現在は,国家試験と現場の橋渡しを担うべく「PharmAssist Lab(ファーマシスト ラボ)」を設立し,薬学生教育,薬剤師学術研修,MR研修などを中心に活動中。